YMO_NEUE TANZ

YMO 40TH ANNIVERSARY “NEUE TANZ”


YMO_NEUE TANZ

YMOの40周年記念アルバムとしてCDとLPが発売されました。かっこいいサイトもできあがって若い人たちにもYMOの素晴らしさ、すごさを再認識してもらえるのは往年の大ファンとしてはうれしい限りです。ここで私自身が「往年の」という形容詞を使うこと自体、自分がもうそういう年齢に差し掛かってしまったということ何ですけど、それはちっとも残念ではありません。

ここ数年、特に北海道に引っ越してからはほとんどCDを買わなくなってしまいました。聴くのはflacファイルとMP3が一番多く、それをmacのitunesに入れたり、flacはmac上にaudirvana plusを入れ聴いています。しかし、いい音で聴きたいという欲求は変わらず、少しだけハイレゾ環境に足を踏み入れた状態が続いていました。少しだけです。

まず、4年ほど前にソニーが出したPS-HX500というレコードプレーヤを手に入れ、アナログレコードをDSDやflacで録音しようと計画。しかし、少年時代から集めていた数百枚に及ぶレコードは父が存命中に「えいやっ!」と捨ててしまったようで、もう一度初めから気に入ったレコードを手に入れ始めました。これは絶対手元に置いておきたい!という名盤や新譜が出たらアマゾンやタワーレコードなどに注文を入れます。もちろん中古レコード屋も使います。北の果ての街ですからこういう時webの力はものすごい力を発揮します。

やはりレコードはその佇まいがCDに比べて圧倒的な力を持っており、さらに音も柔らかいです。針をレコード盤に落とす所作も楽しい。昔は普通にやっていたA面→B面にひっくり返すことも楽しいです。昔はそれこそ擦り切れるまで聴いたという感覚が強いですがら、名盤の曲順もA面B面で覚えています。例えばBilly JoelのThe StrangerはA面一曲目がMovin Outで最後がScenes from an Italian Restaurant、B面一曲目がViennaで最後が再びあの憂いのある口笛で終わる。そんな感じで体にインプットされている。しかしCDになってからその感覚がなくなってしまったわけです。

そんなこんなでレコードも少しずつ増えてきたので、ちょっと音楽を聴く環境を整えていきましょうと考え、最近はプリメインアンプと小さなスピーカーを揃えました。二つで5万円切るくらい。また後日それについては書きますが、その二つでとても素晴らしい音楽環境はできあがりました。まーそれは驚くばかり。そこにレコードプレーヤーがあればデジタルとアナログが混在した素敵な音空間が手に入ります。

さて、YMOのコンピレーションアルバム「NEUE TANZ」っですが、TEI TOWAが選曲監修。全曲のリマスタリングを手がけるのは砂原良徳。カバーアートワークはOMOO GOKITAが担当。カッティングは米国の世界的名匠、バーニー・グランドマンを起用。TEI TOWAは昔教授がNHK-FMでサウンドストリートという番組を担当していた時にデモテープ特集というコーナーをやっていて、そこにまだ若かりし頃のテイ君がテープを送ってきていたわけです。私はリアルタイムでこれを聴いていましたので、教授がべた褒めでフルでテープを流していたので覚えています。槇原敬之氏もこのコーナーの常連でした。

YMOを聴いて育った世代なので選曲も渋め。YMO以外の細野さん(THE MADMEN)、ユキヒロさん(GLASS)、教授(RIOT IN LAGOS)のソロからも一曲ずつ収録しています。THE MADMENはYMOのサーヴィスに収録ですが、ほぼほぼ細野さん一人作品。教授が「国宝級」とおっしゃるベースラインが聴けます。

何はともあれ、このような形でYMOの作品が今後も私たちを楽しませてくれるのは至福です。

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