石鹸について

石鹸について

僕の石鹸歴は意外と長くかれこれ10年以上になります。きっかけは何かで読んだ「界面活性剤」は体にあまり良くないという記事。台所用洗剤を始め、シャンプー・リンス、洗濯用洗剤など様々な環境で使用されています。僕たちの生活には、なくては困るものなんですけど、そこで使われている界面活性剤がよろしくないのではと思い始めたからです。きっかけは母の病気から自分の暮らしぶりを見返してみたこと。

もう一つは、働いていた頃毎日着ていたワイシャツもドライクリーニングに出していましたが、そのドライクリーニング って何で洗ってるのと調べてみると「ドライクリーニングは、有機溶剤を使って洗うことで衣類への影響を抑えた洗浄方法です。」とわかって、じゃあ、その有機溶剤ってなによ?と調べてみるとなんだか危なそうなものなんです。個人では有機溶剤を使って洗えないようです。なぜ?危ないから。水で洗っていないってことが僕には嫌だったわけです。

じゃあ、どうしたらいいのよ?とたどり着いたのが、普通の石鹸。手始めに洗濯はすべて粉石鹸+酵素系漂白剤(過炭酸ナトリウム100%のもの)に替えてみました。そこでわかったことは・・・

利点

  • すごくきれいになる
  • 柔軟剤を使わなくても仕上がりがふんわり(もちろん使ってもいい)
  • 無香料石鹸を使えば仕上がりはほぼ無臭
  • なかなか取れないカビ臭さや汗の匂いなども酵素系漂白剤を使えばほぼ解消される(近所の銀行員の奥さんに「今年1番の感動です!」と賞賛された)
  • クリーニングを使わないのでお金が節約できる
  • アイロンの腕が上がる

欠点

  • 洗う前に5〜10分程度溶かし込む必要がある(自動洗濯機の時は手で撹拌していた)
  • 充分に泡立つ濃度で使わないと、黄ばみや臭いが出ることがある(手で撹拌させて十分泡立てていた)
  • 米ぬか脂肪酸が成分に入っているので若干匂いがする。気になる人は柔軟剤などでカバー
  • 水温は20℃以上必要(30℃以上あるとなお良い)(これはお風呂の残り湯)

何と言っても石鹸洗濯は泡で洗うのが基本中の基本。泡の立っていない洗濯水で洗っても意味がないと言えます。なので忙しい主婦(主夫)の方にはこの「十分な泡立て」が面倒なんだと思います。でも、その面倒くささを超える良さが粉石鹸にはあるので私はかれこれ10年以上粉石鹸洗濯を続けていいます。それは毎日肌に触れる衣服が優しいからです。それはとても気持ちの良いことだし、心地よいことだからです。

私は二槽式洗濯機が大好きなので母のおさがりを使っています。妹も東京で二槽式を最近買いました。買い替え前の二槽式は私と妹が東京でアパート暮らしの時に買ったものなのでかれこれ30年使い続けたものです。壊れないし、洗濯物がきれいになります。もちろん一槽式の全自動でも、ドラム式でも粉石鹸は使えますが、そこに手間が必要です。液体洗剤を入れるところには粉石鹸は入れられないので、予め石鹸を溶かしてそれを直接洗濯槽に入れればオッケーです。百均の麦茶を入れておくボトルなどを利用して、粉石鹸とお湯で撹拌して石鹸を完全に溶かした石鹸水を入れると良いでしょう。とにかくしつこいようですが粉石鹸は泡で洗う!です。

まったくの想像なんですけど、アトピー性皮膚炎や皮膚の湿疹に悩まされている人は多くなってきていると感じます。色々な要因があるのでしょうけど、洗濯や洗剤の影響ってないのかしら?洗濯した衣服に洗剤が残っているために痒くなるとかないのかしら?そんな時には二槽式洗濯機がいいと思うけどなぁ。気の済むまですすぎができるし、脱水も強力です。まぁ、忙しい毎日を過ごしていると全自動になってしまうのかなぁ。

けど、価格コムを見てみると本当に少数だけど、全自動洗濯機から二槽式洗濯機にシフトする人は今の時代でもいますね。「え、二槽式洗濯機?古くない?」って思うかもしれないけど、間違いなくきれいになります。

しばらく石鹸シリーズ書きます。続きはまた。