カメラの話

sigmaFP

カメラと写真が大好きで、この趣味はかれこれ25年ほど続いています。きっかけはLOMO LC-Aというトイカメラ。コントラストが高く、まるで油絵で描いた鮮やかな色合いの写真に一目惚れしてしまいました。

当時はデジタルカメラの黎明期がちょうど始まった頃で、フィルムカメラが駆逐され始めていましたが、のっぺらとしたデジタル写真には興味がひかれず、手に入れたLOMOにagfa ultra100という発色の良いフィルムを入れバシバシ写真を撮っていました。

そこからコンパクトカメラに目覚め、contax T3やリコーのGRシリーズ(もちろんフィルムカメラのGRシリーズ、GR1s,GR1v,Gr21)を手に東京の雑踏を歩き回っては写真を撮っていました。

写真家の森山大道さんを知ったのも大きなことでした。大道モドキの写真を表現したく、道具を揃えモノクロフィルムを自家現像していた時期も長かったです。(実は正解がないという点においてはモノクロ現像もコーヒー焙煎もとてもよく似ていると思います)1965.ccというドメインを取得する前はecco-eccoというドメインで、当時はやり出したブログに手を出し、wordpressというCMSにも出会い(wordpressを使う前はmovable type)、夜な夜な自家現像のデータや撮った写真をブログにアップしていました。

北海道にUターンして10年、都会の雑踏が好きな僕には被写体になるものが圧倒的に少なくなりましたが、カメラはいつも携えています。今使っているのはリコーGR3sigmaFPというとてもコンパクトなフルサイズのカメラ。

GRのデジタルはこれで4台目ですが、途中SONYや富士フィルムのコンパクトに浮気をしつつも、戻ってくるのはGR。フィルム時代からの手にスッと収まる感覚が何より気に入っています。

sigmaFPは、たたき出す写真に奥行きがあって立体感が抜群。色味もとても自分好みです。sigmaのcomtenporaryレンズも4本手に入れ、写真を撮っています。

なんだかんだと言い訳をしつつ写真を撮るという行為に熱量がないここ数年でしたが、コーヒー焙煎をしながらもこのサイトで北海道の風景なり生活を写真で紹介していこうと考えています。