おいしいコーヒーの淹れ方

coffee

私は毎朝昼晩にコーヒーを淹れます。その習慣はかれこれ数十年続いていますので、いっぱしのコーヒーラヴァーと言ってもいいと思います。だからと言って上等な器具を揃えたりということはしてはいませんが、毎日飲むコーヒーをおいしく入れようとはいつも思っています。日常生活で使えるおいしいコーヒーを淹れるポイントを少しご説明します。

道具などの初期投資

料理ってなんでもそうですが、誰かにおいしく食べてもらいたい、飲んでもらいたいと思うことが基本中の基本だと思っています。そのためにはある程度の道具は必要です。例えばきれない包丁で肉や野菜を切っても美味しくならないのと同じように、コーヒーも少しだけ初期投資は必要です。

チャーリー
チャーリー

コーヒーミルかコーヒーグラインダーだよ!

コーヒーについて言えば、やはり粉より豆です。粉は表面積が大きくなるのでその分酸化しやすいです。飲むたびに豆を挽くのが断然オススメです。よってコーヒーミルやコーヒーグラインダーを用意しましょう。コマンダンテなんて数万円もする道具は必要ありません。手動でも電動でもある程度の細かさに挽ければオッケーとします。

達郎
達郎

ドリッパーだよ!チャーリーズコーヒーのおすすめはハリオのV60っていうやつ!

なんだかんだと使い勝手がいいのはハリオのV60ドリッパーです。価格も安く手に入りやすいです。もちろん台形のドリッパーでも大丈夫です。私はついつい手を滑らせて落としてしまうこともあるので、プラスチックのものを使っています。

チャーリー
チャーリー

ドリッパーに入れるフィルターにゃ

いろいろなフィルターがありますが、無漂白のものは紙臭さが気になる人もいらっしゃるでしょう。私は基本的に白いフィルターを使っています。それと断然おすすめなのがリネンフィルター。コーヒーの油分も抽出されてコクが出ます。チャーリーズコーヒオリジナルのコットンリネンフィルターをご用意しています。

達郎
達郎

コーヒーを落とすサーバーだよ!

カップに直接落とすよりはコーヒーサーバーを用意した方がいいですね。ドリッパー同様落として割ることがあるので、私はプラスチックの普通のサーバーを使っています。かっこいい〜!ものもたくさんあります。そこはお好みでw

チャーリー
チャーリー

ケトル(やかん)

注ぎ口が太いものより、コーヒーを淹れるのにあった注ぎ口が細いものの方が断然お湯のコントロールがうまくいきます。清潔に保てるように私はステンレスのケトルを使っています。琺瑯のケトルもいいですが、ちと重いです。

達郎
達郎

タイマーと重さを計るスケールわん!

おいしいコーヒーを淹れるためにはコーヒーの重さをきちんと計ることが大切です。しかし、この重さも諸説ありますが、私は「コーヒー7g:お湯100cc」の割合で淹れています。なので200cc淹れる場合は14gの豆をしっかり計ります。

重さを計るのは台所にある料理用スケールで問題ありません。私はスケールとタイマーが組み合わさったものを使っていますが、これはとても便利です。

コーヒーの淹れ方

しっかり豆を測り、淹れる直前に粉にする

前述したとおり、諸説ありますが、私は「7g:100cc」を基本にしています。「1:16」理論とか本当にたくさんあるんですがねw

例えば、20ccのマグカップならコーヒーの粉は14g。300ccの大きめのマグなら21g用意します。

フィルターに湯通し

ドリッパーにフィルターをセットしたら、お湯でしっかりリンスしましょう。そうすることでフィルターがドリッパーにしっかりくっつきます。また、サーバーも温まるのでコーヒーがぬるくなるのを防げます。

フィルターにコーヒーを入れ、平らにならします。

蒸らしはしっかり!

まず、ゆっくりとお湯を注ぎます。私は全体の20%のお湯ルールで入れていきます。

例えば、200cc入れるなら40ccが第1投目。300cc入れるなら60ccが第1投目。こんな感じです。

そうしてしっかりと蒸らします。時間にして約60秒から90秒。とても大切な時間です。

3投目までにお湯を入れる

蒸らしが終わったら、続けて第2投目を注ぎます。これも20%ルールです。

200ccなら80ccまで。300ccなら120ccまで。こんな感じです。注いだら、また20秒から30秒待ちます。

そして最後に第3投目。ここまでで、目的の湯量になるようにするといいです。

大切なのは3分30秒までに抽出を終えることです。コーヒーの粉ってその時間を超えるとだんだんエグ味成分が出てきて、おいしいコーヒーではなくなってきます。

もし、時間をオーバーするようなら、コーヒーの粉の粗さを調節するといいでしょう。

おいしいコーヒーをさあどうぞ!

ちょっとしたワンポイントアドバイス

  • 粉を増やす
  • お湯を減らす
  • 細挽きにする
  • 時間をかけて抽出する
  • お湯の温度を上げる
  • 粉を減らす
  • お湯を増やす
  • 粗挽きにする
  • 早く抽出する
  • お湯の温度を下げる
  • 粉を減らす
  • お湯を増やす
  • 細挽きにする
  • 時間をかけて抽出する
  • お湯の温度を上げる
  • 粉を減らす
  • お湯を減らす
  • 粗挽きにする
  • 早く抽出する
  • お湯の温度を下げる

コーヒーの粉から味が出てくる時には順番があります

①酸味→②心地よい苦味→③渋みを伴った嫌な苦味(3分30秒を過ぎたあたりから)

特に「酸味」や「苦味」はお湯の温度に依る部分がとても大きいです。

まず、お湯の温度は80℃〜95℃くらい。沸騰したお湯は避けた方がいいです。「高め」のお湯=90〜95℃、「低め」のお湯=80〜85℃、その中間が85〜90℃くらいとなります。

次にお湯の温度による違いです。

お湯の温度が「高い」=コーヒーの抽出が早く、苦味が出やすい

お湯の温度が「低い」=コーヒーの秀出が遅く、酸味が出やすい

つまり、温度によって味の変化を加えられます。浅煎りのフレーバーバシバシのコーヒーは人によっては「酸味」が強いすぎると感じる場合がありますが、そういうときは温度が「高い」お湯で入れると苦味>酸味となり、酸味を抑えることができます。

また、逆に、苦味が強い場合は温度が低いお湯で入れると、酸味>苦味となり、苦味が軽減される傾向にあります。

このようにお湯の温度がコーヒーの味に与える影響はとても強いので、色々試行錯誤して、ご自分に合った抽出方法(最近はレシピというそうです)を見つけてみると、おもしろいと思います。