みなさん、こんにちは!更新が遅れてしまってごめんなさい。
7月はオホーツク地方もとても暑い日が続き全国ニュースにもなりました。カラッとした夏が特徴だった北海道も湿度も上がり、天候は大きく変わってきているなぁと心配しています。
さて、先月7月に入荷したマンデリンがあっという間に売れてしまい、次のマンデリンが8月後半に到着します。それとケニアの非常にクオリティの高い豆が入荷していますが、こちらも売れ行き好調です。
- ケニア スングリAA
- インドネシア ムンテ・ドライミル ドロッサングール(8月21日木曜日入荷です)
ケニア・スングリAA
久しぶりのケニアの豆です。その名は「スングリ」スペルではThunguriと書きます。「ツングリ」と表記されている場合もありますが、舌を少し噛んで「スングリ」がいいのでしょう。「スングリ」はケニアのキリニャガエリアにある農園名です。
昨今のコーヒー豆の高騰も相まって少し値段が張りますが、そのおいしさは間違いありません。エチオピアと双璧を成すケニアの、それもスングリ・ファクトリーを営むキビリグウィ・コーヒー生産者組合の豆ですので、クオリティはめちゃくちゃ高いです。実際、チャーリーズコーヒーで仕入れた生豆には欠点豆がほとんっどありませんでした。これは驚き!
到着して、ミディアムローストとハイローストの焙煎をしました。どちらもとても美味しい品のある味となりました。
生豆販売店の評価では「ブラッドオレンジやリンゴ、少しマスカット、ティーライクなフレーバーも感じます。白ワインのような印象もあり、爽やかで明るいロットに仕上がっています。アシディティの質の高さ、明瞭さ、はつらつさが特に魅力的な銘柄です。」
とあります。私もフレーバーを確認するために、アイスコーヒーでいただきましたが、確かに十分な果実感・爽やかさ、明るさ、今味のない酸味(アシディティ)が感じられます。特筆すべきはその「甘さ」でした。
おそらく今の時期はアイスコーヒーを浅めの焙煎で楽しめる豆だと思います。もう少し深めに焙煎してもチョコレートやコクのある果実感が楽しめます。AAなので粒も大きめです。おすすめです。
インドネシア・ムンテ・ドライミル ドロッサングール(8月21日入荷)
7月に入荷したマンデリン・ポルンとはまた違ったマンデリンです。
ムンテはコーヒー豆を栽培している農園の経営者の方の名前、ドロッサングールは土地の名称となっています。
元々マンデリンはアーシーさ(earthy)つまり土っぽさを表します。ワインでもアーシーは使われますが「枯葉」「森の下草」「きのこ」という全体的に土のようなアロマやフレーバーで、熟成したワインを形容するときに使われます。
同様にマンデリンのアーシーさも土っぽい、ずっしりという感じなのですが、今回のドロッサングールはコクや深さ、苦味はあるのですが、アーシーというよりは明るさ・クリーンさ・甘さ・果実感を感じられます。
マンデリンと言えば「深煎り」が定番ですが、浅めの焙煎でも本当に美味しいコーヒーとなります。こちらもおすすめ!
8月のコーヒーリストはこちらからPDFでご覧いただけます。